高齢者虐待を防ぐには
こんばんわ!
今回は高齢者虐待についての研修に参加かせていただいたので、その内容に触れていきます。
ニュースでも何度も耳にする「高齢者虐待」
施設での虐待が報告された件数も年々増加しているようです。
高齢者虐待とは次の5つの部類に分けられます。
1、身体的虐待
2、介護の放棄、無視など(ネグレクト)
3、心理的虐待
4、性的虐待
5、金銭的虐待
です。
虐待とは、明確な意思を持って行うものに限りません。
無自覚のうちに行っているものも含みます。
「もう関わるのが嫌だ!離れよう…」
と虐待者は距離を置いているだけと思っていても
介護や支援が必要な状態なのに、放っておくことは、虐待となります。
なぜ、虐待は起きてしまうのでしょうか。
家庭内であれば、他者からの協力が得られない、自宅の中という閉ざされた空間で他者の目が行き届かないことなどが、原因として挙げられます。
虐待は、初めは些細な…軽度ものから始まります。
早めに処置、対応をしないと
少しずつ…エスカレートしていき、取り返しのつかないケースに発展することもあるのです。
早期発見、対応が非常に重要です。
なので、虐待と思わしき場面を発見した場合は
すぐに通報、地域包括支援センターへの相談など行う必要があります。
施設内でも虐待の事故は年々増加しています。
なぜ、介護のプロが対応する施設で、虐待が起きるのか…
原因は
「認知症などの対応について現場で研修の義務がない」
「職員自体が上司や同僚から大切にされていない」
などがあります。
施設で起きた虐待の殆どは
実は事前に施設内で研修や、職員のマインドケアなどで防げた場合が多いのです。
利用者にどう対応していいかわからない…
このことが、介護放棄や精神的虐待へとつながります。
また、職員間で大切にされていない職員は
さらに自分よりも立場の弱い利用者へ
(本来、立場が弱いなんてことはないのですが)
不満や怒りをぶつけてしまう訳です。
つまり、虐待をなくすためには
在宅おいては主介護者の精神的なケアを行い
地域住民との連携、介護サービスの上手な使い方が重要になります。
また、施設間では
介護職員への研修の実施(認知症対応など)
職員間でも円滑なコミュニケーションが可能な職場環境整備や
職員自身の自己肯定感を尊重することが大切であると言えるでしょう。
施設で虐待をなくしたい管理者は、ぜひ職員を大切にする(給与面だけでなく、いかに働きやすい職場にするか)ことを重要視しなければなりません。
施設内の虐待について、さらに言及すると
職場環境が劣悪な場合、職員として正気を保てなくなることもあります。
職場環境の改善が望めない場合は、思い切って転職することもアリです。
最悪、虐待をしてしまって犯罪者になることも可能性としてゼロではないのですから。
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今回は以上です!
読んでいただき、ありがとうございました!